Uchida et al. (2025). Biodiversity change under human depopulation in Japan



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学びとリスキリングは違う

リスキリングのことを「学び直し」と訳すことが多いですが、これは誤解を招く表現だと思います。

リスキリングはReskillingであり、skillは技術・技能のことです。

つまり、リスキリングとは、”社会人が新しい職業に就いたり(転職や副業)現在の職業における適応範囲を広げたりする際に必要な技術・技能を獲得すること”です(と私は考えています)。

一方、学びにはもちろん、skillに加えknowledgeやwisdomが含まれます。

国が推奨するリスキリングのような目先の利益に囚われるものではありません。

(超少子高齢化社会にあってリスキリングによって国民の生産性を上げたいという気持ちは分かりますが、手段が目的化しないように気をつけた方がいい)

人の一生涯というスパンで観たとき、リスキリングは比較的短期的なもので、学びは長期的なものと言うこともできるかもしれません。

リスキリング中に新たな気づきを得て、それが学びにつながることもあるでしょう。

ですが、やはり、学びとリスキリングは違うものです。

リスキリングを学び直しと呼ぶことは、大人の学びは実利に結びつけるべきかのような印象を抱かせます。

(食べて、収入を増やし、社会的ポジションを上げるためには、実利を求めるのは当然なのですが)

たとえ実利を生まなくても、大人の学びは楽しくその人の人生を豊かにしてくれます。

それぞれ目的と結果は異なるはずなので、きちんと分けて考えなければ、「こんなはずじゃなかった」と後悔することになるかもしれません。

まねぶ

“学びは真似ることである”

誰が言ったか定かではありませんが、確かにその通りだと思います。

武術では先生の動きをよく観察して、とにかく真似ます。

足運び、体捌き、手足の形、息遣い。

また、<型>を通して身体操作を学び(真似び)ます。

それでは学問ではどうか。

誰かが学んでいることをそっくりそのまま真似ることはもちろんできませんが、ロールモデルの学ぶ姿勢や方法を真似ることで、より効率的・効果的に学ぶことができると言えます。

私の場合、上司が臨床も研究も全力で取り組む方だったので、その姿を真似びて今の自分がある気がします。

ロールモデルとの出会いは<縁>かもしれません。学生時代に出会うこともあれば、社会人になってから出会うこともあるでしょうし、仕事ではなく趣味の場などで出会うことがあるかもしれませんね。

“メンター”と呼べるような方に出会えたら、よく観察して<一挙手一投足>を真似てみる。

私が武術の稽古で知った<まねびスキル>です。そういえば、映画バケモノの子の中で似たような描写があったような気がします。

たぶん、これは、業種に関わらず適用できることだと思います。

誰かを真似て学び、そしていつか、自分が誰かに真似される。

そのようにして学びの流派みたいなものが続いていくのかもしれません。

MBAについて・序2

University of DerbyのMBAプログラムはtaught course (120 credits) + dissertation (60 credits) で構成されています。

私の場合、ExeJapan Business SchoolにてPostgraduate Diplomaを取得したので、60 credits分が免除になりました。(英国大学院の学位システムについて概要を知りたい方はここをご参照ください。)

ということで、残り4科目 (60 credits) とdissertation (60 credits)の履修が必要となりました。履修科目は次のようになりました。

  1. Global Supply Chain Management and Logistics
  2. Risk Management in a Global Context
  3. Strategic and Finance Performance Management
  4. Transforming Personal Skills
  5. Dissertation

University of Derbyはtrimester(3学期制)なので、Dissertation(1年)以外のmoduleの履修期間は3カ月でした。

成績評価はformative asssessment(学習過程の評価)とsummative assessment(アサインメント提出による総合評価)に分かれていますが、一部の科目を除き最終的なGradeに関係するのはsummative assessmentのみです。

アサインメントとは、与えられた課題に関して、アカデミックな論文形式で回答するものです。自分のオリジナルな意見を根拠を示しながら論じなければなりませんが、オリジナリティがなくてもきちんとした形式で正しく回答できていればpass(50点)はもらえます。

履修期間の半ばに1回、最後に1回、合計2回、1,500-3,000 wordsのアサイメントを提出しますが、英語で論文などアカデミックな文章を書いた経験があればそれほど苦労はしないと思います。採点者は2人いてかなり細かいところまで見てくれます。

英国大学院の良いところは成績評価の客観的基準がはっきりしていて、学生が対策を立てて学びやすいところです。

講義が始まると学生たちがポータルサイトのDiscussion board上で自己紹介を行うのですが、同期で東アジア人は私一人だけでした。他は英国、北欧、中東、アフリカ地域の方でした。中国人がいなかったのが意外でした。

学生のバックグラウンドは実に多彩で、大学卒の学生、歯医者、刑務官、中東地域の営業マネージャー、National Health Service(英国の国民保健サービス)の事務員などでした。

この多様性が英国大学院のオンラインMBAのだいご味と言えますが、一方でオンラインMBAの欠点は、実地に比べると学生間のコミュニケーションが深まらない点です。

WhatsAppなどのソーシャルメディアで連絡を取り合う学生もいますが、私にとって最大の障壁は「時差」でした。

講師も学生の国際的なバックグラウンドを考えて、GMTで12:00とか18:00とかにウェビナーをやるのですが、日本時間では21:00と27:00になるためリアルタイムの参加が難しかったです。

アジア地域の学生が多いコースであればそのあたりも考慮してくれるのかもしれません。

やり方にもよるとは思いますが、日本でのビジネスのための人脈や新たなビジネスチャンスを求める方にとって、英国大学院のMBAはあまり向いていないように思います。