去る11/24,東京大田区道場で昇級審査会がありました。
受審者数は7名で少し寂しい人数でしたが、黒帯の審査を受ける道場生が2名あり、なかなか活気あふれる内容となりました。
当会の審査では必ず動画撮影をして吟味を行うので、受審者は一様に緊張されます。小さな子どもたちには辛い面もあるとは思いますが、他者からじっと見られるという特殊な環境の中で日ごろの成果を出すというのは、武術・武道を離れた観点においても良い経験になります。
審査会を受ける度にぐっと上達する道場生が多い気がします。
しばらく東京を離れていたため私が知らない中学生の男の子がいましたが、かなりポテンシャルの高い身体操作ができていました。
生来、下半身の関節可動域が広いようで、しなるような蹴りを持っていて、左右の足が体の重心からするとあまり良くない位置にあっても体が不安定にならないように見えました。
立ち方の修正は必要ですが、今後地力がついて来れば相当のレベルになると感じました。大人になっても稽古を続けてくれることを祈るばかりです。
私自身は東京に来てから稽古量が減ってしまっていて、反省しています。
スキマ時間に立ち方の鍛錬や無極を稽古しますが、基本から型まで1時間以上続けて稽古する日が週1回しかありません。
私の弱さですが、やはり一人だとプログラム化された稽古(運動)を定期的に継続するのは難しいです。
これは患者さんの運動療法と同じで、一緒に運動をするパートナーがいることがとてもとても大切です。
廣原先生が「自分のために道場をやりなさい。」と仰ったのはこういう意味もあったのではないかと思います。ということで、一緒に稽古をする仲間を募集しています。
Lakerveldらの”Motivation: key to a healthy lifestyle in people with diabetes? Current and emerging knowledge and applications” [Diabet Med. 2020;37(3):464-472.]という論文では、糖尿病患者さんがライフスタイルを改善させようというモチベーションを上げるために何が重要かについて論じています。過去25年間の研究をレビューし、心理学的、生物学的、環境的な要因のうちモチベーションに与えるものが何かを分析したところ、自己効力感と自己決定が重要な要因であることが分かりました。また、自律的な選択をサポートするような環境の整備も重要とのことです。
つまり、「自分で決めて自分で始め、続けると達成感・満足感が得られる」ことが大切なわけですが、「自分で」というところがポイントでしょう。
稽古(運動)を一つの製品やサービスと考えた場合、自分で選んで自分で始めたという風に顧客に訴求することが要で、まさしくマーケティングなわけです。
稽古(運動)を開始後、達成感・満足感が得られるかどうかはサービス(稽古内容や運動療法)の質によりますが、顧客の数を増やせるかどうかは入り口にいかにうまく誘導するかで決まります。
現代では、デジタルマーケティングが欠かせないスキルですね。
と言いつつ、道場生を集めるためのマーケティングは全然やっていません…が、道場生を募集中です。
