久しぶりにブログを書きます。
とある事情により、2月から5月までエネルギーが落ちていました。6月から徐々に上向きに変わり、おかげさまで今は元気になりました。
ブログもぼちぼち続けていきます。
今回は医師の転職活動の実態についてです。
とある事情により、転職活動を余儀なくされたわけですが、昔と違いフリーランスで働く医師も増え、転職市場は活況のようです。
まず私が利用した医師求人サイトは医療関係ポータルサイトであるm3.com、日経メディカル、ケアネットの3つです。
この中でm3.comは、エージェントの方がこちらの条件に合う案件をいくつか投げて来て、どうですか?みたいな塩対応でした。医師求人においても業界最大手と聞いていましたが、簡単なメールのやり取りだけで転職先の選択と面接に進むのは少し怖い気がします。まあ私が当初提示していた条件が法外なものであったため、エージェントの方もモチベーションが上がらなかったのかもしれません。
次に連絡をくれたのがケアネットさんでした。
とりあえずオンライン面談で詳しく話を聞かせてください、とのことでこちらの事情をお伝えして、数日後には具体的な案件の提示がありました。勤務地と年収がいま一つであり、お断りしましたが、MBAを活かして経営にも関われる案件を探してきてくれました。
日経メディカルで求人条件を入力すると、3-4社の医師紹介会社のエージェントにその情報が自動送信されるという仕組みでした。
その中で最初にコンタクトがあったのが日本メディカル株式会社でした。ここのエージェントは本当に素晴らしい方でした。会社が経営に関わっている医療機関をご紹介いただいたのですが、鹿児島まで私に会いに来てくださり、転職という枠を超えて、とある事情に対しても親身に相談に乗ってくれました。私にとって忘れられない出会いであり、今後もプライベートでお付き合いを続けたいと思わせる方でした。
鹿児島で実際にお会いしてご相談したのは、日本メディカルさん、民間医局さんの2つです。民間医局のエージェントの方も非常に丁寧な聞き取りをしてくださり、お話をする中で私の中でも転職に関する情報が整理されたように感じます。やはり、実際に会って話をするというのは、転職活動においてもオンラインでは得られない効果があるような気がします。
Linkedin経由でヘルスケア業界のコンサルティングファームへの転職(恐らくローランド・ベルガー)やイーライリリーなど外資系製薬企業への転職のお誘いも受けました。
私の年齢と業界未経験であることがネックで、希望する年収は得られなさそうでした。しかし、他業界における自分の市場価値がある程度わかったのでとても参考になりました。
その他、リクルートメディカル、株式会社フィデス、メディウェル、メディカルリソース、アクセンチュアコンサルティング、メディカルトリビューン…多くの医師紹介会社のエージェントの方たちと情報交換があったわけですが(上の3つのポータルサイト以外にも気になる求人票を見つけてはそのたびにポチっていたので、かなりの数になりました。あるエージェントの方からあまりたくさんの紹介会社に相談するのは良くないと言われました。同じ医療機関に異なる紹介会社経由で同一の医師が紹介されることがしばしばあるようです。求人の条件が具体的かつ特徴的であればそうなるのは自然なことですが、エージェントによっては希望年収を実際の条件より高く設定して交渉することがあるらしく、紹介会社によって希望年収に差があると、求職者がマネーゲームをしているような悪い印象を与える可能性があるとのことです)、会社によってそれぞれ特色はあるものの、転職活動の良し悪しはエージェントの人となり次第ということになろうかと思います。一番大切なことは求職者の意思と方針であることは言うまでもありませんが、求職者をサポートしてくれるエージェントの影響はかなり大きいと感じました。
医師は大学の医局・同級生や同僚を通じて転職活動を行うことも多いですが、そうした人とのつながりは縁あってのことでしょう。
エージェントの方たちと知り合ったのも何かのご縁でしょう。
ご縁が人と人あるいは人と会社(医師の場合は医療機関)を結ぶわけです。
それで、私がどのエージェントにお世話になりどこに転職したかですが…これについてはまた後日お話したいと思います。
最終的に3つの医療機関の面接を受けましたが、人が良くても組織が良いかと言えばそれはまた別のことがあります。
事前に自分でリサーチしておくことが大切でしょう。
