超加工食品(糖分、塩分、脂肪が多く、香味料、乳化剤、保存料などの添加物も多く含む加工食品:代表的なものが菓子パンとソフトドリンク)をたくさん食べることが、2型糖尿病患者さんの全死亡および心血管死のリスク上昇と関連していたというイタリアからの報告です。
菓子パンやお菓子、甘くておいしいですよね。
糖尿病患者さんの中にも大好きな方が大勢いらっしゃいます。
おいしくするために、ものすごい量の精製された砂糖を使い、油には飽和脂肪酸が含まれています。
どんなにおいしくても健康の面からすると、全くおすすめできません…(食は嗜好性の高い文化なので食べてはいけないとは思わない)。
内容を簡単に説明します。
Moli-saniスタディというイタリアのMoliseに住む35歳以上24,325人を対象に行われた研究のデータが解析されました。
1,065人の2型糖尿病患者さんの188種類にもおよぶ食事内容(質問紙票(アンケート)で分析)について調べられました。
超加工食品の平均摂取量は7.4%(±5.0%)でした。
超加工食品の摂取が最も低いグループ(女性4.7%未満、男性3.7%未満)と比べて、超加工食品の摂取が最も多いグループ(女性10.5%以上、男性9%以上)では、全死亡リスクが1.7倍、心血管死のリスクが2.64倍でした。
食事の質とは無関係に超加工食品による死亡リスクの増大が見られたとのことです。
後ろ向き観察研究という研究デザインの限界はありますが、糖尿病患者さんにおいて超加工食品の影響を示したインパクトの大きい研究と言えそうです。
ちなみに、超加工食品として、ポテトチップスなどのスナック菓子、菓子パン・総菜パン、カップ麺、ピザ・ホットドッグ、ケーキ・クッキー・ビスケット・パイ、ミルクシェイク・カスタード、ドーナツ・マフィン、アイスクリーム、ミートボール・チキンナゲット、清涼飲料水や炭酸飲料、が挙げられます。
どうでしょう?毎日食べていませんか?
一日の超加工食品の摂取量が10%増加するごとに、認知症のリスクは25%高くなるという研究もあります。
超加工食品をゼロにするのは難しいかもしれませんが、ちょっと意識して食事を摂るといいかもしれません。
※論文はココにありますが、オープンアクセスではなく無料公開されていません。
