肥満を合併した糖尿病患者さんはしばしば膝を悪くされます。
身体の重さが膝に負担をかけ、関節軟骨がすり減り、変形性膝関節症に至る。悪化すれば手術することもあります。
膝を悪くすると痛みのため歩かなくなり、座りがちな生活が続き、そして太ります。
太るとさらに膝に負担がかかり膝関節症が悪化する…一度陥ってしまうと抜けられない負のスパイラルです。
40-50代の内に適正体重を保つことがいかに重要であるか、患者さんの姿を見て痛感します。
膝は武術・武道においても要となる部位です。
膝の向く方向が体全体の力が伝わる方向であり、腰と同様、攻撃力の要です。
また、膝関節は下半身の”急所”でもあります。
膝関節を破壊されると立つことが出来ません。足を使えなくなれば、負けます(死にます)。防御の要でもあります。
私が修練している心体育道では膝関節蹴りを多用します。膝関節を破壊する蹴りもあれば、膝関節の屈側(内側)に力を加え崩す技もあります。
競技空手では禁じ手とされている技ですが、護身の技としては極めて有効です。
他にも踵で膝蓋骨(膝のお皿の骨)を破壊する技もあります。
運動療法において足を使うことは必須ですので、”良い”膝は健康管理に欠かせません。
また、武術・武道において膝を”正しく”使うことは要です。
膝を守り、(膝周りの筋肉を)鍛えることは、長く生きていく上でこの上なく大切なことだと思います。
