みなさんには師と呼べる人はいますか?
学校や職場で師と呼べる人物に出会い、一生涯付き合いを続け、その人から学びを得る。
一般的には自分より年上だと思いますが、同年代であっても年下であっても、自分の師となり得ます。
そして、師から積極的に学びを得ようとする姿勢が自分を成長させるのだと思います。
goo辞書によると、“学問・技芸を教授する人。師匠。先生。”と定義されていますが、私は師という言葉にはもっと感情的なものが含まれていると思います。単に技術に優れた人ではなく、心の指導者、のような。
私の場合、残念ながら、学校や職場で師と呼べる人物には未だお会いできていません。
私が師と呼べるのは武術のH先生だけです。
“三年勤め学ばんよりは、三年師を選ぶべし”という中国の諺がありますが、良師の下で学ぶことは独学よりも圧倒的に効果が高いことが古くから言われてきたわけです。
では、良師を見つけるためにはどうすれば良いのか?
いろいろな先生と会う機会を、できるだけたくさんつくることではないでしょうか。
私は武道・武術を学び始めてから、機会を見つけて多くの道場を見学し、先生方とお話してきました。短期間入門し、稽古をご一緒させていただきながら先生方をよく観察することもありました。
H先生は、技術に優れていることはもちろん、懐が深く、自分の心も学びを得ることができるに違いないと思えた初めてのお方でした。
今、仕事をご一緒する良師との出会いを期待しています。
そのために、積極的に機会を見つけあるいは場を設け、いろいろな方とお会いしたいと考えています。
