日本に住んでいると日常生活で英語を使う機会は決して多くはありません。
少なくとも私は、普段まったく英語をしゃべりません。
英語を学ぼうとするならば、積極的に学ぶ機会をつくらなくてはいけないでしょう。
今回は私の英語学習法についてお伝えいたします。
英語力の評価として、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4つがあると思います。日本人の弱点がスピーキングであることに異論はないのではないでしょうか。
私も例外ではなく、スピーキングが苦手です。これは圧倒的な英会話の経験不足が原因です。日本は単一民族国家であり、日常的に英語を使う必要は(今のところ)ないわけです。
リーディングとライティングに関しては、英語論文の査読と英語論文の執筆で学ぶことができます。もちろん、医学英語は特殊なので、一般的な英語とは多少異なるかもしれませんが、単語や文法はここから学ぶことができます。
査読も執筆も時間がかかり面倒くさいなあと思うことがしばしばですが、学術誌からお誘いが来たら、怪しい学術誌じゃない限り、二つ返事で受けるようにしています。
編集部とメールでやりとりすることで英会話の勉強になることもあります。
それでは、スピーキングはどうすれば良いのか?
言うまでもなく、日本語のない、生活する上で英語のスピーキングスキルが必須の環境に身を置くことが最も効果的でしょう。私が毎日聴いているラジオビジネス英会話で、ピーター・バラカンさんが「少なくとも6カ月、できれば1年以上英語の国へ行け。」と言っていました。
とはいえ、日本で働いている社会人が留学や海外赴任(あるいは移住)以外でまとまった期間、英語の国に住むのはあまり現実的ではありません。
日本にいながらスピーキングスキルを鍛えることはできないでしょうか?
この辺は英語に精通した方に一家言あると思いますので、素人考えですが、無数にある英会話アプリから自分に合うものを選んで使うことが今のところ一番良さそうです。
リアルタイムで英語ネイティブの人と話すものやAIと会話するものなどいろいろなアプリがありますが、私は時間を選ばず対人ストレスなく英会話を練習したいという観点から、スピークバディを使っています。
AIの会話能力と言語認識能力がいまひとつですが、フィードバックがあるので結構良いのではないかと思います。
他に、ラジオ英会話やBBC World Service(ラジオ)のシャドウイングをしてスピーキングの練習をしています。
私の英語学習法をまとめます。
- リーディング:英語論文やネットの英語記事を読む。
- ライティング:英語論文を書く。メールでやり取りする。
- リスニング:NHKラジオ英会話・ビジネス英会話・BBC World Service。
- スピーキング:英会話AIアプリ。
ポイントは、学習時間を自由にマネジメントできること。スキマ時間に学習可能です。朝食前・通勤中・仕事の休憩時間・寝る前…etc
リアルには敵わない。リアル留学最強。ですが、日本にいてもできることはあります。私が住んでいる片田舎では外国人とリアルコミュニケーションをとる機会もほとんどありませんが、ネットを駆使して英語に触れる時間を増やすことは可能です。
将来的には、日本語⇔英語の即時変換機能を備えた優れたデバイスが登場するかもしれません。そうなるとコミュニケーション目的の英語学習って意味あるの?となりますが、そんなデバイスがなくても困らないように英語学習を続けたいと思います。

コメントを残す